オカダのメガネ

30代半ば。グアテマラ にてスペイン語を学ぶ

帰国冒険記〜44時間の戦い〜①

仰々しいタイトルをつけてみた(笑。

 

とりあえず、なかなかこういう経験ってないから
書き出してみたいなと思いました。
時系列にそのまま。

 

前日の荷造りの際、服はほとんど置いていくことに。
捨てる価値のある着古したTシャツ等の布製品ですが、サンペドロの人は物を大事に使うため、エレナに「よしなにしてください」と置いていくことに。
持って帰ったのは下着類とTシャツ1枚。
それでも荷物はパンパンでエレナに「コーヒーもう一袋持っていかないの?プレゼントするよ?」と言われたり、前日に大きなマンゴーをもらったのですが、隙間がなく、敢えなく断念。

荷造りのし直しが必要となったので一度中身を出すと出てくるのはコーヒーの山。
でもまだコーヒーは足りないと思う。。。


とにかく、朝3時半に起きる予定で、予備アラームの3時15で目が覚める。
周りはもちろん真っ暗。
幸い停電してなかったので電気が点きました。
(そんな頻繁にしているわけではないですが)
エレナも私の為に起きてくれて、フルーツをわんさかこしらえてくれました。

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マジ、ただの母親。

タクシーは4時の予定。

というのも、現在グアテマラでは16時から翌朝4時までの外出が禁止されています。
つまり、16時までにタクシーの運転手は自宅まで帰ってこないといけないのです。
サンペドロから国境のエルカルメンは5時間程。
往復で10時間程度必要となるわけです。
少しでも運転手さんの時間に余裕がでるようにとできるだけ早い時間となりました。

さて、この運転手さん、フリオ氏。
なんとエレナの友達の息子さんで、4時ちょい過ぎにこちらの準備が整ったことをお電話。
その際に電話を変わってもらったら「エレナよー」と言って場所がわかったそう。
なんでも彼のおじさんがうちのすぐ近くっていう。
運転手さんも4時まで家を出られないので結局4時20分頃に家を出る。
さぁ、乗り込もうとしたときにエレナとの2ショット写真がないことに気付き
タクシーの運転手さんにとってもらうことに。

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ただ、スマホケースの関係でフラッシュ写真が上手く撮れないのでケースを外してもう一度撮ってもらう。
この行動を私は後々後悔することになるのです。

グアテマラ に到着した時と違い、フリオさんと会話がある程度できることに本当にスペイン語勉強したんだなぁと感心しながら真っ暗なサンペドロを去っていく。

本当はこの時アティトラン湖を一望してから行きたかったんだけど
この暗さ。かろうじて湖の場所がどこかわかる程度。悲しい。
この時フリオ氏が一望できるところで停まるね、とオファーをしてくれたのですが、「大丈夫!」って言ったのですが、山をくだり始めてから「あ!ごめん!景色のいいところで停まるの忘れた!」って。めちゃくちゃイイ奴じゃん。
(本当は「どうせ撮ったって真っ暗だから」って言いたかったけど言えなかった)

その後私はぐっすり。
起きたらシェラというケツェルテナンゴ?という二つの名前をもつグアテマラ 第2の都市に。
この辺りを過ぎるとトイレとか気軽に入れないからとトイレ休憩。
「寒いから気を付けて」と言われたのですが、意味が分からず外にでると

むちゃくちゃ寒い。

グアテマラは季節で言うと夏なんですが、シェラの朝は真冬並みの気温。
よく見ればスタッフはみんな冬装備。
夏って何?ってくらい朝は寒い。
それでもちょっと田舎に入ると民族衣装を来た女性陣の足下は素足にサンダル。
強い。

そのまま山道を下る。
おしゃべりしているとフリオ氏はアニメ好き。
ドラゴンボールに、NARUTODeath Noteなど。
他にもいろんな人にアニメが好きだと言われているのでグアテマラでも人気らしい。
一番好きなのはドラゴンボールなんだって。

道すがら薬局に寄ってもらってマスクを入手しようとするもどの薬局にも在庫はなく。
国境近くの薬局でゲット。でもこれって布マスクと何か違いあるの?ってくらい雑な作り。
不織布を持ってる人がマスクの形に縫いましたって感じ。
それでも私の布マスクよりマシかと思って買うもぶかぶかでガバガバ。
布マスクのがマシかな。。。

サンペドロからだともう一つ国境があるのですが
こっち(名前忘れた)の国境は少し治安が悪化しているとのことで、旅行会社にはエルカルメンを勧められました。
こっちのがちょっとだけ近いのですが、石投げられたりという報告もあるそうで。
安全第一。

そんなこんなでしばらくしたら目の前に古びたでも料金所のような、ガソリンスタンドのような建物が現れました。

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そう、これが国境です。
タクシーはここまで。
私を降ろして彼はサンペドロに帰ってしまうので、正直ここでメキシコに入国拒否されてもタクシーはないっていう。
私にはもうメキシコに入る以外に選択肢はなくなりました。