オカダのメガネ

30代半ば。グアテマラ にてスペイン語を学ぶ

帰国冒険記〜あとがき〜

さて、今回の帰国。

実はめちゃくちゃギリギリセーフの冒険でした。

お昼過ぎ、メキシコの空港で待っていると、国境からの車両や航空券を手配してくださった旅行会社の方からツイッターのリンクが届きました。

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これをちゃんと理解するだけのスペイン語力はありません。
ですが直後に在グアテマラ日本大使館からのメールが届きました。

 

「4月4日昼、大統領の発表により4月5日16時〜4月12日の0時の間、

 県境を越えての通行が禁止となりました。」

 

通行できるのは物流車両、それから仕事に行く人のみ。

これはセマナ・サンタと呼ばれるグアテマラで一番大きな休暇になるこの時期の人の移動を防ぐための措置だそうです。

この時期、実家に帰ったり、休暇で旅行に行ったりする人が増えるため
国内の人の移動が少しでも制限されるようにとのことらしい。
サンペドロがあるソロラ県は内陸の真ん中。
これが発動された後では国境のある県まで移動はできませんでした。
そして、日本行きのフライトは今は毎日運行されていません。

つまり、わたしが日本に帰れたのは私のフライトが最後だったのです。

4月12日にこの規制が解除されたとき、
メキシコがどのような状況で、どのような措置がされているのか
はたまた、メキシコ−日本のフライトがあるのか、それは今はまだわかりません。
本当に私は『帰る』『残る』どっちに転んでもおかしくないギリギリの状況でした。

いやー、このメール読んだ時ゾクっとしたよね。

あとちょっと判断が遅かったらアウトだったなーって。
まぁ、アウトならアウトなりに頑張るだけなんだけど。
でも帰国してインターネットがストレスフリーに使える状態になったのを実感すると
本当に帰ってきて良かったと思います。

 

〜余談〜

帰国冒険記①でフラッシュを利用するためにスマホをケースから外したんですが。
その時、スマホケースに入れていた日本のSIMが落ちまして。
それに気づいたのが国境近くを走っていた車の中。
その時は「SIM再発行して貰えばいいや〜」と思っていたのですが
改めてキャリア会社に連絡すると「機種変していただくしかありません」との回答が。

 

うそやん。

 

わたしのスマホは今が3年目(6月で4年目に入る)なので大きな痛手ではないのですが、
iPhoneが巨大化していて、さらにSE2が近々発売になるらしいとの情報があったので結構、いや、かなり残念。

大きいのって片手で使ってると疲れるんだよね・・・。

データ移行も面倒だし。

でも確かに容量もうパンパンなんだよなー。

でも、なによりも機種変できるの2週間後。

収入ないのにお金飛ぶし。

わたしの料金プランはすごく安くて、機種変するともう少し高くなっちゃうって。

今年は収入が危ういのに。


なんで、あそこに入れたんだろう。
なんで、もっと前に明るい場所でツーショット取らなかったんだろう。。
あんなに気を付けてたのに!

 

ずーん。

帰国冒険記〜44時間の戦い〜⑤

長い検疫の乗り越え、レンタカーを・・・
と思うのですが、わたしのレンタカーのカウンターがない。
インフォに聞いてみるとJTBのカウンターから連絡してくれるとのこと。
でもそのカウンターは9時からしか開かない。
幸い辿り着いたのは9時5分前。
検疫のお陰で待ち時間が少なくて済みました。
自分で電話しても良かったのですが、出来ない事情が。

レンタカーにピックアップしてもらうと
日本の対策への愚痴で盛り上がる(笑。

この時、成田空港の近くに植えてあった桜が満開でめちゃくちゃ綺麗でした。
今年は桜が見れないと思ってたので良かった。

さてさて、これから5〜6時間の長距離ドライブだぜー

ということで走り出しました。
私の青いヴィッツ
ちなみに1週間くらい前に「ホンダのヴィッツを買う!」という支離滅裂な夢をみたので
ヴィッツにちょっと運命を感じる(笑。

ここ1年くらい高速に乗る時は大抵ハイエースだったりするので
視線が低くて運転しにくかったです(笑。
そしてトラックの多いこと!
いや、トラックが多いんじゃなくて、一般車が少ないのかな?
ちなみにレイボーブリッジを渡るあたりがスカイツリーも東京タワーもみれて好き。

なんて思いながら運転してたら
ナビの指示を聞き間違えて六本木あたりで一度降りてしまう。
でもこのナビはおバカだからなのか赤信号で止まっても
ひたすら高速での指示をしてくれます。
まぁ、高速の下走ってるからルート的には一緒なんだけど!

無事に首都高に戻り、無事東名へ。
あとはひたすらまっすぐ!
足柄の直前で目の前に富士山が!!!!!
めちゃくちゃテンションあがる。

ただ、頂上に雲がかかってたので
「頂上みたーい!」
って叫んだら多分御殿場あたりで頂上を見せてくれました。

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これは携帯を前のPAで起動させといて画面を見ずにカメラを富士山が映るであろう方向に向けてとりあえずボタンを押して取れたものです。
意外と上手に撮れてた。

わたし、富士山と相思相愛だと思う。
東名通る時に富士山見えなくても絶対顔出してもらえる。
上りがダメでも下りで・・・とか。

兎にも角にも、車内で大声で歌いながら向かう道中はめちゃくちゃ楽しかった。
やっぱり運転好きだわ。
高速でブーンと走り抜けるのはいいストレス発散ですね。

5時間半ほどかけて地元、といっても市内にはレンタカーのお店がなく(というかあるけどその会社はソールドアウトでした)隣の市に車を届ける。
ここでびっくりしたのが、成田から来た私に対して素手で対応するレンタカーの社員さん。
私が感染してたらどうするつもりだったんだろうか?
消毒めちゃくちゃしてくれてるといいけど。

ありがたいことに父親が私の車でレンタカーまで来てくれて。
幸いレンタカーと兄宅両方ともJR沿線にあったので父親はそのまま電車で兄宅へ。

いよいよ自宅へ!
まじ、最後の工程。仕上げってやつですね。

いつもどっか行って帰国する時は家で母親がごはんつくって待っててくれて
お願いしたらお風呂も入れといてくれるんですが
今回は寒いお家に帰宅。
ちょっと寂しいよね。検疫のこととかグチりたかったのに(笑。

でも前夜のおでんとごはんがあったのでそれを食べて。
テレビ付けたら話が分かる喜びを噛み締めつつ。
トイレではトイレットペーパーを便器に捨てることに少し戸惑いつつ
(向こうで何回もやって、トイレに行くたびに自分に言い聞かせてた)
大量のお湯に浸かれる幸せを噛み締め、夜8時に就寝。

なんだかんだでやっぱりお家はいいね。

帰国冒険記〜44時間の戦い〜④

さて、着陸してみると空港にはみたこともない風景が。

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おびただしい数の機体がそこらじゅうに。
しかも全部国内拠点の機体。Peach、Jet Star、JALANA
こんなのみたいことない。

うひゃーと思いつつ到着です。

 

メキシコ離陸の際に書類を記入するようにいつもの税関の紙に加えてこんなものも。

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幸いメキシコもグアテマラも流行地域には指定されていませんでした!
知ってたけど(笑。
これを記入して飛行機を降りると

 

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何の列か分からない長蛇の列が。

 

(以下、ただの愚痴です)


いや、多分検疫なんだろうなというのはわかるんだけども、
それが検査なのかなんなのかが分からない。
しかもこのクラウドコントロールが本当に下手くそ。
人手がないのはわかるけど。
ていうか、この状況3密全クリしてるって分かってるのかな?
人員整理してるっぽい人がいたので聞いてみると

「書類を記入していただいていて。
 3便重なってしまいまして・・・」

ほぉ。3便重なっていると。
でもそれってスケジュールみたら分かる話よね?
近所のおじさんがいきなり飛行機で遊びに来ているわけではないから。
書類の記入って。
前述の通り、私はもう既に記入してますけど、まさかこの書類の話じゃないよね?

そんなこと言っても仕方ない。並ぶしかないんだから。
視察に行ったらしい他の客が
「いま、階段の下で待ってる人と話してきたんだけど2時間待ってるって」

その話を聞いたら問診があって、血液検査とか検査らしい検査がされてると思うわけ。
書類っていうのはその第一段階にすぎないと。

並んで1時間くらいしてようやく検疫所に到着。

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ここでおかしいのが左の列に並んで記入する書類をもらい、
重たい荷物や子供を連れて右の列に並び直すってこと。

恐らく実際はこの検疫所の中に机があって、そこで記入してから並ぶんだけど
どうせ並ぶならと、書類も持った人が並び始めたみたいで。
コントロールできていない。

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ちなみに最後尾。
この距離を紙もらったら動くわけで。
ていうか、もう配れよっていう。
そしたら左の列の人は動かなくていいじゃん。
状況にオロオロして判断できてなくて、みててイライラ。
「わたしにやらせろ!!!!」
って言いたかった。

ていうか、書類の記入とかさ。
子連れ優先レーンつくってあげなよ。
子供あやしながらママたちめちゃくちゃ大変そう。


こんな状況下、検疫で並ぶのは分かる。100%そこは納得する。
待つのも仕方ない。そこも完全理解してる。

でも、やり方ね。

感染が広がってない国からの帰国者と、広がってる国からの帰国者バッティングしたらアウトじゃない?
到着した航空機の中にお客さん残すのってきっと何かあって色々大変なんだと思う。
それは理解する。
でも、海外ではあんなに人と人との距離を開けることを求められているのにこのパーソナルスペースゼロの列。
検疫の人は書類のチェックに必死で人員整理まで手が回らない。
それも分かる。
でもさ、検疫通過してパスポートコントロールのところに大量の人員整理要員が。
でもみんな日本人だし、整理する人員いないわけさ。
確かに空港って色々細かく権限が分かれてるかもしれないけど
その人たち検疫の人員整理に回せなかったの?

まさか今日が特別だったとか言わないよね?
こんなにコロナウイルスが問題になってて、まさか初めての事態じゃないよね?
たとえスケジュールの関係でこの書類記入し始めて始めてバッティングするとしても、事前のスケジュールで3便重なることは事前にわかってて、その乗客数も分かってて、この状況を

「こんな事態だから仕方ない」

って諦めてるとしか思えない。
人員整理をもっとスムーズにすれば逆に検疫官は書類のチェックに集中できる。
win-winじゃん!
しかも記入書類も私の便は4枚中2枚は既に機内で配られてて、
残り2枚は日付と署名するだけ。
お客さんを機内に残せなくても、航空会社に書類渡して降りるお客さんに配ればいいじゃん。

ちょっと考えればいくらでも自分たちの手間を省けるのに。
その努力も見えなければ、状況判断して動くってことができてない。

この検疫には

 

「これ以上日本にウイルスを蔓延させない!」

 

って気概が一切感じられず
「うわー、人がいっぱいでどうしようー」
と、押し寄せる人に対してとりあえず処理するのでいっぱいいっぱいって感じ。

しかも、この時検疫に青い紙をもらったんだけど
それが一体なにかも分からず。
一応「入国審査官にお見せください」と。
入国自動ゲートなんですが。。。


最後税関で「この紙ってどうするんですか?」と聞いたところ

「特に検察官から指示がなければそのままでいいですよ。」

え?ただの紙の無駄????
酷い。なんか色々こう、酷い。
海外でも機内でも感染しなくってもここで感染する人出ると思う。

しーかーも、成田空港も緊張感足りない!!!
メキシコの空港もそうだったんだけど
みんな手袋して、マスクしてたの。
でも、成田にいる人ってマスクしてない人の多いこと!
警察官がしてないわけ。
確かに手に入らないっていう理由もあるとは思うけど。
布マスクなら手に入らないわけではないんだから。
もうちょっと緊張感持てよって思う。

さぁ、あと6時間でお家につきます。

帰国冒険記〜44時間の戦い〜③

空港に10時頃到着。

空港にはカートはなく。
私のフライトが18時38分。
相方もいない独り身はトイレに行くにもカバンを持っての移動。
まじ辛い。本当にバックパックにしたことを後悔するレベルでした。
とりあえずペソがないとどうしようもないので空港で両替しようにも、窓口はどうやら着陸するフライトに合わせて開いてるらしく、両替は叶わず。

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国際空港と名乗ってるわりにはかなり小さい空港。
人もまばら。時折清掃のおじさんがシートを除菌スプレーと思われるもので拭いてました。

幸いネットは快適だったのでネットしつつ。
結局は前日にAmazon Prime Readingでダウンロードした小説を1冊読み終わりました。
まじ、ダウンロードしといてよかった。

お腹がすいたり、あったかいお茶が飲みたくても我慢。
計30kgを持っての移動はかなり億劫でした。
幸い、エレナがフルーツをこれでもかってくらい持たせてくれたので
おかげで私のスポットから動く事なく凌ぐことができました。
エレナありがとー!!!

幸い予想より早くチェックインカウンターが開いて、荷物を預け、
売店カップヌードルを調達。
カード使えてよかった。

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この作り方がなかなか斬新で。
カップにお水を入れてレンジでチンでした。
個人的には麺がもうちょっと柔らかい方が好みでしたけど。

そうこうしている間に時間が来て飛行機に乗り込む。
夕焼けがめちゃくちゃ綺麗だったのですが、写真を撮るなと止められたためナシ。
2時間のフライトのあと、メキシコシティのターミナル2に到着。
ここからANAはターミナル1へ移動なのですが、バスは有料。
幸い、米ドルでも支払い可能ということで念の為持ってきた米ドルで支払いしました。
本当、よかった。
待ってるとイギリス人と思われる人が私と同じ問題にぶち当たっていて1ドルくらい渡そうかと思っていたのですが断られると「OK」ってさっさと去ってしまい。
私の行動が遅くて悪い事したなぁと思いつつ、5分くらい?でバスはT1に到着。

21時頃到着したのですが、翌1時発のカウンターはまだ開いておらず、ひたすら待ち。
絶対的に日本人が多いのですが、外国人も居てびっくりしました。

チェックインしてからはとりあえず余っているグアテマラケツァールを両替。
でも取り扱ってる両替所が少なすぎてめちゃくちゃ探す。

結局、保安検査所通って制限区域に入った頃は免税店とか全部閉店。

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テキーラ1本くらい買いたかったけど全くのゼロ。
スペイン語の本とか雑誌とかも買いたかったのに。残念。
幸いゲートの近くのカフェはオープンしてたので食事。

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メキシカンチキンという名の料理。
トルティーヤがやっぱりグアテマラ のと違う!
個人的にはグアテマラ の方が好きかもー。
ソースがあったんだけど、やはりメキシコ。めちゃくちゃ辛かったです。

ご飯のあとはトイレでお着替え。
やっぱり40時間以上の移動で一回も着替えないのも気持ち悪かったのと、捨てれる服しか持ってなかったので、どうせならと着替えました。

 

飛行機は空いていて幸い私の席の隣はガラ空き。

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おかげさまで横になってゆっくり眠りました。
公共交通機関を使えない私は帰国後に6時間のソロドライブが待っていたので、これで安心。
15時間のフライトではひたすら眠れたので映画は『屍人荘の殺人』ただ一本。


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外を眺めていると恐らく房総半島?
なんか、きたー!って感じ。

ただ、この時は待ち受けてる検疫を知りませんでした。






帰国冒険記〜44時間の戦い〜②

さてさて、これから出国。
私のイメージでは

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こんな感じでイミグレとイミグレが隣同士のイメージ。

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この建物中の部屋がイミグレで、この建物の向こうがメキシコだと思っていました。
だって、クロアチアの国境をバスで通過したときも、クロアチアからモンテネグロ入ったときもそんな感じだったんだもん!

18キロ程度の荷物を背負って、12キロ程度の機内持ち込みを前に背負い歩く。
右手には水のペットボトル。左手にはフルーツを包んだ風呂敷。
ずれ落ちそうになる前のリュック。
めちゃくちゃ大変。まじ、バックパックにしたことを後悔。
しかも全然どこかわかんなくて。
近くのおっちゃんにもっと先に行けみたいなこと言われて。
結局この建物の向こうにイミグレが。
ここで少年二人がガイドを買って出てくれて。
教えてくれました。

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写真に写ってる二人ね。
この時点で既に疲れてる私。
写真を撮り忘れたのですが、ここはお店などがいっぱいあります。

窓口で無事出国。
するとメキシコまで結構歩く。

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結局はこんな感じでした。
徒歩5分は言い過ぎかもだけど結構距離が離れてました。
私の知ってる国境と全然違う。
他の観光客がいない為、両替のおっさんらが私に群がる。
少年もなんか多分お金くれみたいな感じのこと言いながら付いてくる。
マジ、うざい。
「もう、何言ってるかわかんないから!」
と日本語でキレる。
したら、私のイライラっぷりを理解したのか、さっと引く事、波の如し。

事前情報では出入国手続きに1時間くらいかかるとの事でしたが
他にも人がいなかった為か、メキシコでもかなりあっさり入国できました。

以前大使館に相談した時、あれから折り返して連絡があり、陸路で出国できたかどうかだけ連絡が欲しいということでwhatsappを登録しており、私の出国の旨を連絡すると
「考えられる中でパーフェクトな状況」
との言葉をいただきました。

その後は手配していたドライバーさんと合流。
英語が堪能な方で楽しくおしゃべりして空港へ向かいました。







帰国冒険記〜44時間の戦い〜①

仰々しいタイトルをつけてみた(笑。

 

とりあえず、なかなかこういう経験ってないから
書き出してみたいなと思いました。
時系列にそのまま。

 

前日の荷造りの際、服はほとんど置いていくことに。
捨てる価値のある着古したTシャツ等の布製品ですが、サンペドロの人は物を大事に使うため、エレナに「よしなにしてください」と置いていくことに。
持って帰ったのは下着類とTシャツ1枚。
それでも荷物はパンパンでエレナに「コーヒーもう一袋持っていかないの?プレゼントするよ?」と言われたり、前日に大きなマンゴーをもらったのですが、隙間がなく、敢えなく断念。

荷造りのし直しが必要となったので一度中身を出すと出てくるのはコーヒーの山。
でもまだコーヒーは足りないと思う。。。


とにかく、朝3時半に起きる予定で、予備アラームの3時15で目が覚める。
周りはもちろん真っ暗。
幸い停電してなかったので電気が点きました。
(そんな頻繁にしているわけではないですが)
エレナも私の為に起きてくれて、フルーツをわんさかこしらえてくれました。

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マジ、ただの母親。

タクシーは4時の予定。

というのも、現在グアテマラでは16時から翌朝4時までの外出が禁止されています。
つまり、16時までにタクシーの運転手は自宅まで帰ってこないといけないのです。
サンペドロから国境のエルカルメンは5時間程。
往復で10時間程度必要となるわけです。
少しでも運転手さんの時間に余裕がでるようにとできるだけ早い時間となりました。

さて、この運転手さん、フリオ氏。
なんとエレナの友達の息子さんで、4時ちょい過ぎにこちらの準備が整ったことをお電話。
その際に電話を変わってもらったら「エレナよー」と言って場所がわかったそう。
なんでも彼のおじさんがうちのすぐ近くっていう。
運転手さんも4時まで家を出られないので結局4時20分頃に家を出る。
さぁ、乗り込もうとしたときにエレナとの2ショット写真がないことに気付き
タクシーの運転手さんにとってもらうことに。

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ただ、スマホケースの関係でフラッシュ写真が上手く撮れないのでケースを外してもう一度撮ってもらう。
この行動を私は後々後悔することになるのです。

グアテマラ に到着した時と違い、フリオさんと会話がある程度できることに本当にスペイン語勉強したんだなぁと感心しながら真っ暗なサンペドロを去っていく。

本当はこの時アティトラン湖を一望してから行きたかったんだけど
この暗さ。かろうじて湖の場所がどこかわかる程度。悲しい。
この時フリオ氏が一望できるところで停まるね、とオファーをしてくれたのですが、「大丈夫!」って言ったのですが、山をくだり始めてから「あ!ごめん!景色のいいところで停まるの忘れた!」って。めちゃくちゃイイ奴じゃん。
(本当は「どうせ撮ったって真っ暗だから」って言いたかったけど言えなかった)

その後私はぐっすり。
起きたらシェラというケツェルテナンゴ?という二つの名前をもつグアテマラ 第2の都市に。
この辺りを過ぎるとトイレとか気軽に入れないからとトイレ休憩。
「寒いから気を付けて」と言われたのですが、意味が分からず外にでると

むちゃくちゃ寒い。

グアテマラは季節で言うと夏なんですが、シェラの朝は真冬並みの気温。
よく見ればスタッフはみんな冬装備。
夏って何?ってくらい朝は寒い。
それでもちょっと田舎に入ると民族衣装を来た女性陣の足下は素足にサンダル。
強い。

そのまま山道を下る。
おしゃべりしているとフリオ氏はアニメ好き。
ドラゴンボールに、NARUTODeath Noteなど。
他にもいろんな人にアニメが好きだと言われているのでグアテマラでも人気らしい。
一番好きなのはドラゴンボールなんだって。

道すがら薬局に寄ってもらってマスクを入手しようとするもどの薬局にも在庫はなく。
国境近くの薬局でゲット。でもこれって布マスクと何か違いあるの?ってくらい雑な作り。
不織布を持ってる人がマスクの形に縫いましたって感じ。
それでも私の布マスクよりマシかと思って買うもぶかぶかでガバガバ。
布マスクのがマシかな。。。

サンペドロからだともう一つ国境があるのですが
こっち(名前忘れた)の国境は少し治安が悪化しているとのことで、旅行会社にはエルカルメンを勧められました。
こっちのがちょっとだけ近いのですが、石投げられたりという報告もあるそうで。
安全第一。

そんなこんなでしばらくしたら目の前に古びたでも料金所のような、ガソリンスタンドのような建物が現れました。

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そう、これが国境です。
タクシーはここまで。
私を降ろして彼はサンペドロに帰ってしまうので、正直ここでメキシコに入国拒否されてもタクシーはないっていう。
私にはもうメキシコに入る以外に選択肢はなくなりました。

ドラマティックな一日

昨日、帰国の采配を整えて心安らかに眠り
今日は朝から元気いっぱいで学校に土曜日に帰路に発つことを伝えました。
学校には国境までのタクシーを手配してもらって
先生とはSkype授業の時間の調整を済ませ
楽しく授業は終了。

帰宅後、旅行会社と最終確認と最後の国境から空港までのタクシーの手配をお願いし、
ネット速度が快適な3時くらいまではスペイン語でのnetflix time。
そんな中、何気なくメールを開いたら外務省からの連絡が。
「水際対策をまた一段強化します」
みたいな内容。
幸い私の旅程に引っかからないので安堵していたら次の瞬間新しいメールが

『Flight cancellation』

アエロメヒコからのメールの件名。しかも外務省のメールの直後。
開いたら件名通りの内容で。

あー、きたこれー

軽くパニクって、アエロメヒコのサイトでフライトを確認するも
「出発まであと4日ですね」
みたいなこと書いてあって、意味不明。
でも公式サイトで私の日程のフライト探すも「Sold out」と書いてあるだけ。

メキシコでのあれやこれやを手配して頂いているメキシコ観光さんにパニクりながら連絡したら、とりあえず航空券担当者に相談すれば確認してもらえるとのこと。
ただ、よくよくメールをみたら
「下記の旅程で了承される場合は当日そのままチェックインください」
みたいに書いてあって、その『下記』には私が乗る予定だったフライトの情報が。

さらにパニック。

え、結局フライトあるの?ないの?
というわけでメールをそのまま航空券担当者に転送の上「よくわかりません!」と泣き付く。しばらくすると連絡がきて、
会社のシステムからも4月は9日くらいまでチケットがないとのこと。
ANAならまだあるとのことなので即仮予約。金額は15万くらい。
ただし、このフライトがキャンセルされても返金なし。
家族会議に出すと「なんでもいいから帰っておいで」ということでそのまま航空券は購入へ。

「やれること全部やって帰って来れないならそう言う運命なんだから」

と言われ、やれることはやるという方向で動くことに。
非常事態なのでお金のことはどうにでもなるから!と。
優先順位が明確な家族で頼りになることこの上ない。

 

なんだかんだで2、3時間あーだこーだとヤイヤイ言って
そしたらなんか雷が聞こえるじゃないですか。
雷は聞こえても雨は降らないんだなーって思ってたら
こんな日にグアテマラ で初めての雨。雷ゴロゴロいってますわ。
まぁ、小雨?程度なんだけど。

そんなこんなでNetflixを見終わったらあたり真っ暗。
急いでシャワーを浴びたら水が結構温かかったので髪も洗うことに。
最後にトリートメントつけてたら

 

停電

 

ちなみに、シャワーの温水って電気なんですよ。ここ。
つまり、停電ってことはお湯がないってことで
つまり、トリートメントは水で流さないといけないってことで。

 

きゃー冷たい!!!

と思いながら暗闇の中冷たい水シャワーを我慢しつつトリートメントを流し
体洗うのは断念してシャワーから出たら、無事復旧。
ご近所さんから指笛や歓声が聞こえました。

私はもう一度お湯でトリートメントを流し直し、
体を洗い、シャワーを出ました。

今日はエレナがご飯を炊くのを見たいというのでご飯を炊くことに。
以前やったことあるので火にかけて余裕綽々で主菜の準備をしてからご飯をみると

火を弄ってないのにごはんがぶくぶくしてない!!

中をみるとお水が全然ありません。
というのもお鍋が吹き出し、エレナが火を弱めてくれてたんです。
それを知らない私は軽くパニクってちょっとだけお湯を入れる。
気付いた時には既にお湯入れてて。。。

あー、ごはん失敗したー!!!

と思ってたんですが、結果オーライ。
焦げ目なくバッチリご飯が炊けました。

 

と言うわけで、今日は上がり下がりの多い精神的に忙しい日でした。
グアテマラは暦の上では夏なのですが、本日もう少し北にあり、標高の高いシェラという町では雪がちらついたそうです。

 

フライトのキャンセル、雷、停電、季節外れの雪。。。。

 


ちなみにグアテマラ大使館からは「メキシコ入国にビザが必要になるかも」という連絡も。
・・・・・
口には出すまい。言霊言霊。
嫌な予感なんてしないんだから!