オカダのメガネ

30代半ば。グアテマラ にてスペイン語を学ぶ

アンティグア→サンペドロ

普通のハイエースみたいなのが迎えに来て

いざ出発かと思いきや。

他の宿泊地で何人か乗せて石畳の道路を後にする。

ドライバーはラテンの曲をガンガン流してるなか。

私は髭ダン聴きながらの道中。

案の定途中で寝る。想定内というか想定通り。

 

途中ガソリン給油と共に一旦休憩。

標高が高いのか、めちゃくちゃ寒かったしトイレも食べたいものもなかったので降りなかった。このことを後で後悔する。

 

またうとうとしてるとちょっと揺れが多くなって目が覚める。

なんか、小さい町の中を進む車。しかも急勾配。

所々にスピード出しすぎないようにするコブがあり更に揺れる。

やばい。これは酔うかも。。。

さっき一回降りて外の空気ちゃんと吸って体動かしてリセットすればよかった。

とはいえ、時既に遅し。

ひたすら目を瞑って耐える。

丁度来る前に乗り物酔いについて調べてて。

乗り物酔いって視覚情報と体感情報のズレによって起こるから

目を閉じて視覚情報をシャットアウトするといいんだってー。。。。

 

いや、そんなに効かない。

ていうか、寧ろ寝てたし!

 

遠くを見るのもいいってあるけど景色近すぎて遠くが見えないし!

 

だからひたすら目を閉じて耐えた。

耐えてると同乗者の軽い歓声が。目を開けるとそこにはアティトラン湖!!!

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一気に酔いふっとぶよねー(笑

 

吹っ飛び具合に驚いた。

にしても道!いろは坂よりひどいんじゃない?ってくらいのクネクネ具合。

正直、サンペドロに来るのを選んだことを後悔するレベル。

カーブに合わせて体を倒すのも酔いには良いと読んだので実践。

確かに悪くはない。が、かと言って良いわけでもない。

 

どこまででも降り、ずんどこ進む車は舗装されていない道を行く。

まじかよ。これ以上はやめてください。

細い道をくねくね進み、ようやくサンペドロへ!

 

喜びも束の間。

なんという坂の連続!!!

HAHAHAHA

 

結局2、3時間で着くと言われたのに着いたのは4時間半後。

調べると宿は15分程度の徒歩で着くとのことで

総量25kg抱えててもなんとかなるだろうと思っていた。平野なら。

最初にぶちあたった道が終わりの見えない急な坂。

ガチの心臓破り。ていうか、心臓どころか足が壊れる。

むり。荷物持ってなくても無理。

 

でも、トゥクトゥクはみんな人を乗せている。。。

なぜケチった私!

幸い途中で見つかり送ってもらった。金額Q10。150円くらい。

ていうか、めっちゃ登るし、めっちゃ降る。

 

宿に到着してベルを鳴らすも誰も出ない。

何百回押しても出ない。

そんな様子をみた恐らく近所のおばさまらしき人が声をかけてくれて

「もしかしたら近くでお茶してるかも」といって

息子らしき人をそのお店に向かわせる。優しい。めちゃくちゃ優しい。

結局お手上げということで「ごめんね」といいながら去っていった。

直後から私はベルを押し続ける。ふと目線をずらすと先ほどのおばさまが隣人にどうやらわたしのことを説明してくれているらしい。

その隣人の女性がこちらに来て「今連絡取ってるから」と。

いろんな人に電話して10分くらい一緒に居てくれました。

ようやく見つかって「あと5分でくるから大丈夫」と言ってもらえたので彼女に一人で大丈夫とお礼を言ってさようなら。

ボロボロの体に地元民の優しさが沁みる。

 

しばらく待ってると

「オカダさんごめんね!」

とめちゃ笑顔が素敵なお姉さんが走って来てくれて。

17時に着く予定ですって送ったの届いてなかったのかな?と思いつつ確認するとその返信が「教会に居る時間だからwhatsapp(日本でいうLINE)してね」っていうことで。

彼女はその連絡を待っていたそうな。

めちゃくちゃ平謝りだったけど「必要に迫られたらSIM買おう」って買っとけばよかっった。

 

にしても、この町を出て遠出しようとするにはあのクネクネ道を進まないといけないのかと思うと、遠出の気も失せるわ。